1954-02-04 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第3号
国内物の市中屑の一万五千五百円と、輸入物が高いように見受けますけれども、メリツトと申しますか、品質の格差というものを考えて見れば、ほぼ国内市中暦も輸入屑並みというような現状であります。製鉄業者はそれが逐次下るべきものでもあるし、ただそれが買手の競争によりまして上らないようにというくらいの実は心組みとしては考えておつたようであります。
国内物の市中屑の一万五千五百円と、輸入物が高いように見受けますけれども、メリツトと申しますか、品質の格差というものを考えて見れば、ほぼ国内市中暦も輸入屑並みというような現状であります。製鉄業者はそれが逐次下るべきものでもあるし、ただそれが買手の競争によりまして上らないようにというくらいの実は心組みとしては考えておつたようであります。
スクラツプの問題について考えて見ましても、似たような事情があるわけでございまして、それは先ほど申しましたように、現実に輸入の大半というものは市中屑、リターン・スクラツプのほかに買いますものとしては輸入屑よりも市中層でございますが、市中屑の約半分に相当するものを輸入いたしておりまして、その値段というものがこれはまあ日本の国際的な条件として船賃をかけて買つて来なければしようがないという事情もあるわけであります
約五百四十万トンばかりのうちに、自家発生のものが二百二十万トン、それから市中屑が二百三十万くらいあります。それから輸入すべきものが八十四、五万トンあります。併し現在工場に置いてあります在庫が百二十万トンありますから、これを使いますれば本年はまだいいと思います。今のお話の沈船のことであります。尤も沿岸におきまする沈船はほぼ引揚済であるのであります。